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☆サーモン☆良い食べ物、良い運勢

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皆様のご家庭では、来たる年の幸運を願ってお正月に特別な物を食べましたか?
私の両親はアメリカのペンシルバニア州に住むドイツ人で、昔からお正月の定番は豚肉と酢漬けのキャベツというドイツの伝統的組み合わせでした。
言い伝えによると、豚は常に前進するので、前進・進歩の象徴とされていますが
私は台所から漂ってくる正月料理の香りが大嫌いで、その味もあまりにひどかったので、飼っていたシェパード犬にこっそり食べさせていたほどです。残念ながら犬は食べ散らかしてしまうので両親にはばればれだったようです(笑)
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ある時から、ありがたい事に豚肉と酢漬けのキャベツは我が家では過去の思い出となり、そして今はお正月をもっと素敵な時間にするために、サーモン料理で祝うようになりました!
サーモンは群れを成して泳ぐので、豊かさの象徴とされています。
何と素晴らしいことに!サーモンは豊かさを象徴し、前に向かって泳ぐだけでなく、それ以上に素晴らしいのは質の良いタンパク質と健康効果の高いオメガ3脂肪酸、EPA・DHAを含んでいることです。
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天然のサーモン170g(切り身約2枚)で平均2gのEPA・DHAを摂ることができます。
シアーズ博士は不純物を除去したEPA・DHAを1日に2.5g摂ることを勧めています。
これはオメガRx 8粒分です。
シアーズ博士はまた、天然のアラスカサーモンを薦めています。
生、冷凍、缶詰、どれでも可としていますが、養殖物はお薦めしません!
サーモンに関する広告表現は曖昧です。 例えば、「持続可能な資源」という表現は明確化される必要があります。
天然の魚も漁獲量をコントロールして量を回復することが可能なので「持続可能」ですし、「持続可能な」と表現されている魚介類が養殖物である場合もあります。

「有機養殖サーモン」「養殖された天然サーモン」「アトランティックサーモン」これらは全て
養殖物で、できれば避けるべきです。
たとえネットで囲われた海の中で「自然に」養殖されたサーモンであったとしても、
ほとんどの場合、オメガ6脂肪酸をたっぷり含んだ安い植物油、人工着色料、遺伝子組み換え
トウモロコシや遺伝子組み換え大豆でできた粒状の餌、抗生物質、などが与えられています。
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養殖のサーモンには毒性脂肪(アラキドン酸)と汚染物質がより多く含まれており、含まれるオメガ3脂肪酸の量はより少ないです。
シアーズ博士が天然のサーモンを薦めるのはそのためです。
今日ほとんどの食物についてそうであるように、何を買うかは買い手の自己責任です。
海洋汚染が広範囲にわたり進んでいるとはいえ、アラスカサーモンは農薬、PCB、水銀による汚染のリスクが比較的低いです。
全体的に見れば、週に2~3回サーモンを食べることで得られるプラス面は、マイナス面より大きく、豊さの象徴といわれるのもうなずける食材でしょう。
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  • 2015年03月02日(月)14時50分

セルフケアで更なる成功を

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実社会において、人々は高いレベルの生産性を達成することを期待され、自身が生産的になるためにより多くの時間を費やしていることはよく知られています。それに加え、働いている人は大抵家庭や学校においても他にやるべき事があり、通勤に時間を費やさなければならず、日々様々な雑事をこなさなければなりません。これら全てをこなそうとして溜まるストレスを解消するには、十分な睡眠、適切な食事、運動が大切だと知りながらも、忙しい毎日の中にそれを組み込む時間はなく、後回しにしてしまっています。
そして少なくとも体調が悪くなったり、高血圧症や糖尿病予備軍と診断されたり、腰の痛みが出たりするまで、その生活を変えることはありません。大抵の人はそういう事が起こって初めてペースを落とす事になります。最近の良い傾向として、薬の代わりに運動を処方したり、瞑想、ヨガなどを薦めたりする医師が増えてきたことが挙げられます。しかし実際は、「成功的な」社会生活維持のための運動やヨガなどに対する個人の価値観次第です。結局、いつも締め切りを気にしている人々には、日々ミーティングや電話会議、達成すべき目標があり、時間を消費する些細な用事が際限なくあります。
では、一体どうすれば仕事や用事のための時間を犠牲にすることなくセルフケアの時間を見つけることができるでしょうか?
・ 役に立つ3つのステップ:
・ 初めに、自分にとって最も重要なことは何かを見極めましょう。
これは当たり前のように思えるかも知れません。例えば、もちろん子供達は大切で、あなたも子供達の世話に最善を尽くしていることでしょう。でも、もしあなたに何かが起こり、子供達の世話ができなくなったらどうしますか?または、あなたが画家で絵を描くことが人生の全てであり、 肉体的にそれが不可能になったとしたらどうでしょうか?人生の中の優先事項はあればあるほど良いです。それらを全て書き出してみましょう。そして自身に問いかけます。「なぜこれは私にとってそんなにも大切なのか?」と。大切な事が多ければ多いほど、そしてその理由が多ければ多いほど、良いです。このリストに挙げられた事は、あなたの人生において時間を割くに値する事です、そうでしょう? ですから、これ以外の事に時間を費やさず、これらの維持に必要なことをするのみです。
・ 健康に関する目標を掲げてみましょう。
健康の大切さが分かった皆様は、ご自分にとって最も重要なことだけをするようになり、健康増進のためにできることを考えるようになるでしょう。やせる、より良い食事をする、より多く睡眠を取る、これらは達成可能な目標です。しかし、一度にあまり多くの事をしようとするとできない可能性があります。ですから、まずは一つ目標を選び、それを始めてみて、そして次に、、、
・ どのように実行するか計画を立てましょう。
しなければならないと分かっただけでは、それは実現しません。運動しようと決心したとします。その方法は数限りなくあり、選ぶのも本当に大変です。そこで少し時間を取って「SMART(スマート)」な目標を立ててみましょう。聞いたことがある方もいらっしゃるかも知れません。Sは “specific”「特定の」という意味で、特定の運動、例えば歩く、などと決めることです。M は “measurable”「計測可能な」という意味で、距離や時間、頻度(一週間に何日)などを決め、それを計測して記録します。 A は“attainable” 「達成可能な」という意味です。いきなり5kmを走り始めるのではなく、最低800m位なら歩けると分かっていれば、まずはその距離から始め、慣れるにつれ距離を伸ばしていきます。R は “relevant”「意味のある」という事です。なぜ運動をするのか、という理由を覚えていますか? それは、皆様が最も大切に思うもの(それをなぜ大切に思うのかも思い出してください)を維持するためには健康増進が不可欠であり、そのために身体を鍛える必要があるからです。T は “time” 「期間」を定めた目標です。例えば、1ヶ月間、1週間に5回、8,000歩ずつ歩くという目標を立てるとします。 その目標を達成できた時に、次の1ヶ月間は1週間に6回、10,000歩ずつ歩くという目標を立てると良いでしょう。何ヶ月も前から次の目標を立てるよりも、自分が達成したことを認識し、その後に翌月のための新しい目標を立てることをおすすめします。
セルフケアのために時間を取ることは、時間、エネルギー、その他の資源を無理に使うことに思えるかも知れません。確かに、成功するために必要と思われる行動のいくつかを犠牲にする必要があるかも知れません。また、それについて家族や上司、同僚、生徒など、周囲の人達と相談する必要があるかも知れません。しかし協力を求めれば、きっとサポートを得られるでしょう。
運動を始めると、睡眠やダイエット、高血圧症、消化機能、その他様々な分野の助けになる可能性があります。簡単な運動は平日に組み込むことができ、それによって皆様は活力を得て更に生産的になる事ができます。体調が良くなり始めると、より高度な運動をする時間も見つけ出すことことができるでしょう。
ですから、カレンダーを持って座り、スタートするための時間を作りましょう。すると今まで圧倒されていた忙しい生活が落ち着いて充実したものになり、最も大切なものと皆様自身の両方により良い結果をもたらすこと気づくでしょう!

  • 2015年02月19日(木)19時54分

フライドポテト、ゾーン、より大きな視点

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現代はどこを見渡しても常に栄養や健康に関する情報が溢れています。レストランのメニューにはカロリーと栄養情報が掲載され、食品のパッケージには商品の素晴らしさを宣伝するラベルが貼られ、テレビ番組では健康と長生きのためにタレントが我々に馴染みのない数々のスーパーフードを薦めます。一見素晴らしい話のようですが、細部にとらわれず全体像を見てみましょう。
健康に関する仕事をしている友人が、ファストフードのフライドポテトに使われている原材料に関する記事を最近フェイスブック上でシェアしていました。その原材料表に基づいて、子供達にこのフライドポテトを食べさせるべきかどうかと彼女は問いかけていました。記事の筆者は、多くのレストランで採用された透明化キャンペーンによりフライドポテトの原材料が公表され、使用されていた多くの添加物が明るみに出たことが裏目に出たと述べています。筆者は更に、フライドポテトの原材料はジャガイモ、油、塩だけであるべきだと述べています。それを読んだ時、私の頭の中でベルが鳴り出しました。この記事では、ジャガイモは基本的に問題ないとされています。問題なのはジャガイモ以外の原材料だと。この点について、私は即座に口を挟みました。以下は友人の問いかけに対する私の回答です。
原材料表にある沢山の添加物について考える以前に、そもそもこの記事には根本的な、大きな間違いがあります。その間違いとは、原材料に関して「ジャガイモ: ここまでは問題ありません、、、」と言っている事です。 子供達をジャガイモ好きに育てたいかどうか、という事こそ重要な問題です。ジャガイモ以外の危険な原材料は、単にジャガイモに追い打ちをかけているだけです。デンプン質を多く含む安価な炭水化物(そして安価な植物油も)は、今日の肥満と糖尿病の蔓延、そして蔓延しつつあるアルツハイマー病の中心的原因です。これらの病気の共通点は何でしょうか?炎症を引き起こす食餌を長く続けてきた結果、進行した病気だという点です。炎症を引き起こす食餌を続けるとまず体重が増え、次に、その体重増加をもたらした安価な炭水化物(ジャガイモもその一つで、ヤムイモやサツマイモもそうです)がインスリン抵抗を引き起こし、肥満が進行します。そしてその人は糖尿病を発症し、最後のパンチとしてアルツハイマー病が訪れます。もし信じられなければ、ゾーンに関する本を読んでみて下さい。(これは私の個人的意見ですが)
言うまでもなく、私の率直な回答に友人達は少し驚いたようでした。私に返って来た唯一のコメントは「ワオ!」でした。私の回答で少しでも多くの人が考えるようになり、より大きな要因に目をむけるようになる事を願います。
より長く、より健康な生活を送るために何をしたら良いでしょうか?簡単です!ゾーンの基本を守るだけです。より健康な未来のために以下のステップを実践しましょう。
•ゾーンバランスの食餌をしましょう。手のひらサイズの低脂肪タンパク質食材、デンプン質の少ない野菜を沢山、そしてマカダミアナッツやアボガド、オリーブオイルなどの一価不飽和脂肪酸を少量摂りましょう。
•健康な腸内細菌叢(腸内フローラ)を維持するために1日最低1gのポリフェノールを摂取しましょう。腸の健康は身体全体の健康につながります。1gのポリフェノールを摂るには毎日約900gの野菜を摂る必要がありますが、それが難しい場合にはゾーンが提供するポリフェノールのサプリメントで補うことができます。
•AA/EPA比を測り、静かなる炎症のレベルを知りましょう。
•毎日Omega Rxを摂りましょう。
•世の中で言われている事について良く考えてみてください。そして本当に実行する価値があるのであれば、できる限りゾーン生活をする努力をしてみて下さい。何と言っても、より長くより良い人生を逃したい人がいるでしょうか?

  • 2015年02月10日(火)19時52分

新年の改革

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年末年始のお祭り騒ぎは終わりました。今は自省し、決心し、そして恐らく自己改革をするのに良い時期です。これまでにも口にした事があるでしょう。「今年私は全く新しい人間になる。」または、「私はもっと健康になり、体重を落とし、ストレスを減らし、運動し、身体に良い食べ物を食べ、悪い習慣を止め、もっと笑い、人生を楽しむ。」と。残念な事に、成功する人は8%以下です。なぜでしょう?私達の心の使い方、考え方、思い込みのせいです。
「自分を変えるのは難しすぎる。前にも挑戦して失敗した。これは私の遺伝的性質だ。」
あなたの思い込みはどこから来ていますか? 
研究、個人的経験、理論的思考、専門家の意見、食品会社・製薬会社・メディア等の広告から来ているかも知れません。また、あなたの思い込みは、ご両親や育った地域の文化、宗教、教育システムによって植え付けられたのかも知れません。もしかすると、医師や権力者達によって、あなたは無力だと信じ込まされたのかも知れません。Bruce Lipton博士は 『The Biology of Belief』の中で 「もしあなたができると信じても、できないと信じても、あなたは正しい。」と述べています。新薬を評価する際に、製薬会社は思い込みを避けるため二重、三重の盲検試験をする事をご存知ですか?
ある思い込みは自己達成的予言になる。
年をとるにつれ、体に何かが起こる: 体重増加、慢性疾患、薬、苦しみ。毎日そのような事を考え同じ行動を繰り返しているのに、どうして違う事が起こり得るでしょう? (皆様や私のような)普通の人が慢性疾患、癌、関節炎、心臓疾患から回復したという実例がある一方で、誤診により致死的な病気だと診断された後、実際に亡くなられた方もいます。私達は自分の考えを知り、整理して、より健康な未来を迎えるための能力を向上させなければなりません。どのようにすれば良いのでしょう?
そこで改革の出番です。自己改革は皆様が思っているよりも簡単です。 抗議デモに参加する必要はありません。ただ座って、自分自身を教育しましょう。10年前に、私は『What the Bleep Do We Know? (私たちは一体全体何を知っているというの!?)』という映画を観ました。その中心的なテーマは、私達がどのように意識によって自己の現実を創り出すかと量子物理学、つまり思考が私達の行動にどのような影響を与えるかに関する研究でした。その中でよく引用されていたのは、Joe Dispenza博士(脳、心、体の相互関連性に関する第一人者)へのインタビューで彼が一日を創造することに関して述べたコメントでした。
皆様はどのような一日を創り出しますか?少し時間を見つけ、邪魔の入らない場所で背筋を伸ばして座り、呼吸に意識を向け、リラックスして下さい。そして皆様の一日の中で起きて欲しいポジティブな事を、全ての感覚を用いて想像して下さい。その事を目に浮かべ、その結果感じる気持ちを感じ取り、それについて述べられるコメントに耳を傾けましょう。なぜこれが現実になるのでしょうか?研究によると、個人の心(皆様が物事をどのように経験するか、、、、皆様の気持ちや意見など)が外部の世界に影響を及ぼすことが実証されています。基本的に、思考が現実に影響を与えます。ですから、心を変えることで人生を変えることができます。
私の将来は遺伝子によってコントロールされていて、生まれつき失敗するようになっている、という思い込みを超越しなければなりません。私達は柔軟で適応可能で、自分の望む行動を取れることを知りましょう。自分は変われるという事を知ると、より健康な未来を創り出すことができます。
皆様は恐らくご自身に問いかけたことでしょう。私は変われるだろうか、私はより健康でより幸せな未来を手に入れるに値する人間だろうか、と。皆様は既にゾーンを実践することで健康になる努力をしてきました。今度はご自身の思考を整理することを学び、心と体の両方をより素晴らしい未来のために準備しましょう。考え方の改革を始め、心と体を配線し直しましょう。

  • 2015年02月02日(月)19時49分

新年会シーズンを生き抜くために

パーティーに行くと、食べ放題のビュッフェが並んでいました。最初に頭に浮かんだのは、この中でどうやって生き抜こうか?という事でした。
テーブルの上には七面鳥やベーコンなどのご馳走が並び、デザートコーナーにはカボチャのチーズケーキ、バナナケーキ、チョコレートブラウニーなどがぎっしり並べられています。
私はどの方向に行くべきか迷いました。ドアを開け真っ直ぐ外に出て行くか、お皿を手に取り列に並ぶか。山ほどのご馳走を前に私がゾーンバランスを貫けるか、そう考えただけで不安でした。きっと90分以内に炭水化物の摂り過ぎでお腹が一杯になり、眠りに落ちてしまうだろうと思いました。
パーティーで食べ物を前にすると心的ストレスがかかるだろうと前もって分かっている場合、会場に入る前から心の準備をし、ゾーンバランスを貫くための努力をいつもの2倍する必要があります。するとストレスから来る炭水化物への渇望を防ぎ、インスリンレベルを安定させることができるので、その後自己嫌悪に陥ったり、気分の悪さを自分で治療したりする必要もなくなります。年末年始に少し体重が増える位、特に害はないと思われる方も多いでしょう。しかし残念な事に、私達の多くは一度増えた体重を再び減らす事なく毎年体重を増やす一方です。

  • 2015年01月10日(土)19時10分

年末年始のリラックス、運動、食事の仕方について10のヒント

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ハロウィン商品は半額セールで消え去り、街は今後クリスマスからお正月へと続く賑わいを迎えます。この時期に健康的なライフスタイルを保ち続ける事は、皆様が考えているよりも簡単です。ここにご紹介するヒントで、これからの季節にも健康的なライフスタイルからかけ離れることなくリラックスし、運動し、食べることができます。
1) 12月のうち1日をスパで過ごす予約をしましょう。スパにはフェイシャルエステからマッサージ、運動クラスまで全て揃っており、多くの場合ヘルシーなランチ込みのプランがあります。レストランでご馳走を食べる代わりに、数人のお友達を誘って行ってみましょう。休日のパッケージプランなどお得なプランがあるはずです。
2) もしスパで過ごすのに十分な時間が取れない場合には、1時間のディープティッシュ・マッサージ(筋肉の深い部分に働きかけるマッサージ)をスケジュールに入れてみてはいかがでしょう。心と身体のリラックス効果をたっぷりと感じられるでしょう。
3) ヨガのレッスンに参加してみましょう。ヨガは心を落ち着かせ、身体を強くし、より集中するのを助けます。多くのスタジオでは、長期間のレッスンを続けるかどうか決めていない人のために無料体験やお得な体験プランが用意されています。一度体験してみると、これで止めたくない!と思う方もいるかも知れません。
4) 距離の短い市民レースやサンタ・ラン(サンタクロースの衣装を着て走り、参加費の一部で病気と闘う子供達にクリスマスプレゼントを贈るチャリティーイベント)に申し込んでみましょう。走れないですって?問題ないです。そういう方はレースを観戦するだけでもエネルギーを得ることができ、ランナーにも元気を与えることができます。
5) もしショッピングモールでの買い物でスケジュールが一杯で、テレビの年末年始スペシャルを見逃さないように帰宅したくても、その中にいくらか運動を組み込む事ができます。モールではお店の入り口から一番遠い場所に駐車しましょう。テレビコマーシャルの間に立ち上がり、部屋をほんの一周でも歩き回りましょう。ほんの少しでも余分に動くのは良い事です。
6) 年末年始のご馳走を前に食欲を抑える最善の方法は、パーティーに出かける前にゾーンバランスの食事をしておくことです。お腹が空いていなければ、クッキーに手を伸ばさずにいる事もずっと簡単になるでしょう。
7) お酒を飲むときには、必ずタンパク質食材を何か摂りましょう。身体はアルコールを炭水化物のように扱うので、お酒はほどほどにしましょう。ゾーンの最新の食材ブロックリストを見ると、350ml缶約半本分のライト・ビール、350g缶約1/3本分のビール、113mlのワインがそれぞれ炭水化物1ブロックである事が分かります。
8) 年末年始のパーティーでは、食事をいつものゾーンバランスの食事と同じように摂りましょう。パン、ジャガイモ、米、パスタは避けます。できるだけ脂質の少ないタンパク質食材を、手のひらと大体同じ大きさ、厚さの分取り、皿の上に乗せます。そして残りのスペースをデンプン質でない野菜で満たし、健康的な脂質を少し加えます。テーブルの上にオリーブオイルがない場合には、バターを1~2片加えてもゾーンバランスに必要な脂質が摂れます。バターは毎日摂るにはベストな選択肢ではありませんが、時々であればOKです。
9) 甘いものやデザートが欲しい場合には、果物のパイや脂肪分の高いアイスクリームなどが良いでしょう。デザートを食べる事が前もって分かっている場合には、食事で余分にタンパク質を摂り、それとバランスを取るための炭水化物と脂質として少量のデザートを摂りましょう。
10) 毎日フィッシュオイルを摂りましょう。これが全てのヒントの中で最も大切な事です。これで色々な事が随分と楽になります。
これらの注意事項を全部無視したいのであれば、そうしてみましょう。何でも好きなものを食べてみましょう。一度か二度試してみると、その後どれほど気分が悪くなるか分かるはずです。驚くことではありません。一回の高炭水化物食がもたらすマイナスの影響は4~5日間続くこともあります。
では、年末年始をゾーンでハッピーにお過ごしください!

  • 2014年12月14日(日)19時06分

動かすことで体を再形成

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お気づきになっていないかも知れませんが、ほとんどの人が生きている間、そして日々の活動の間、ずっと“固まった”モードのまま動いています。朝起きた時に鈍痛や鋭い痛みを感じ、そしてそれを「年老いていく」過程の一部として、ただ受け入れます。走ったり、フットボールをしたり、何かケガをするような動きによってではなく、日常の、普通の動きで肩や腰、膝などを痛めてしまいます。何らかの関節痛に苦しみ、お医者さんにかかる方もいらっしゃるでしょう。するとX線撮影やMRIを受けることになります。これらの撮影では、ある種の構造的な偏りを見つけられない場合があります。そして炎症または何らかの原因がなくなりその部位が治癒することを願いつつ、鎮痛剤が処方される場合もありますし、最悪の場合、苦痛を和らげるためのコルチゾン注射が打たれることもあります。ここで問題なのは、医療用画像は全ての説明にはならないということです。確かに軟骨を損失したり、関節をつなぎとめる構造に小さな裂け目や損傷ができたりすることもありますが、(物理的事故によるものでない場合)痛みやケガの理由はそれだけとは限りません。

研究により「筋膜」の役割に関する情報が明らかになってきました。筋膜とは体のあらゆる部分に存在する結合組織で、筋肉や内臓を包む保護膜として働くのみならず、エネルギーを伝導したり、ストレス因子に反応したり、筋肉とそれに隣接する構造を滑らかに動かすための液体を輸送したり、その他様々な働きをしています。 じっとしている状態、特にずっと座っている状態は、筋膜の「脱水」状態を引き起こし、それにより筋膜が固まった状態になり、通常の機能運動が妨げられるようになる事が分かっています。ほとんどの人は、脱水状態というと水を十分に飲んでいない事を思い浮かべるでしょう。しかしこのケースでは、体のある部分で水や血液の流れが妨げられている事を表し、それに伴い水分が不適切な箇所に溜まることも問題です。

また、この脱水状態により、組織の長さは(短く)変化しやすくなり、張ったり固くなったりしている場所(皆様のマッサージ師はそれを「凝り」と呼ぶでしょう)ができやすくなります。筋膜、筋肉、腱などが、滑らかに動く能力、つなぐ能力、エネルギーを効率的に伝達する能力を失います。これと同様のことは、ケガをした後に以前の可動範囲を取り戻す為のリハビリをきちんとしなかった場合にも起こりますし、体に負担のかかる動作の繰り返しや悪い姿勢、その他の原因によっても起こり得ます。そういう場合、より良く動くために体の「再形成」が役立ちます。では、どのように行えば良いのでしょうか。多角的アプローチを通してです。最初に、筋膜に「自発的筋膜リリース」や「フォームローリング」などの方法を用いて水分を与えます。この過程では正しい動きにより適切な圧力がかかるようになっています。そのためには穏やかなゆっくりとした動きが必要で、顔をしかめるような痛みをもたらすほどの圧力がかかってはいけません。この過程により、再び筋膜全体に液体が流れ始めます。効果的だと思われるフォームローリングの方法は、「MELT Method」や「Soma System」などのウェブサイトでも紹介されています。定期的に実行すると、むくみや腫れが引いたり、関節の動きがより滑らかになったり、その他の効果も得られるので、変化を感じるためには毎日の日課に組み入れると良いでしょう。

次に、適切な種類の運動や、圧力のかかるポーズを探し、適切な量を変化が起こるまで十分に繰り返し、またその後も継続することが重要です。圧力をかけるためにはダンベルなどを持ってその抵抗力を利用しても良いですし、何も持たずにアイソメトリック・トレーニング(例えばヨガのポーズを一定時間動かずにキープするなど)をしても良いでしょう。適切な運動の種類や程度は、その人の運動経験、持久力、基礎体力などによって全く異なります。

最後に、筋膜に変化をもたらすには、ストレッチ運動、すなわち十分な程度に、十分に長い時間ストレッチ運動をすることが必要です。そうすることで、体が再び機能を取り戻せるよう「再形成」がなされます。

これらの方法は全て、筋膜全体に液体(水と血液)が再び流れ始め、筋膜がより良く動くようになるのを手助けします。筋膜に再び水分補給がなされると、痛みと不快感を減らすために運動で体を変化させることが重要です。私達は直感的に、不快感がある時には動かない方が良いと思いがちですが、実は、ずっと動かずにいると、瘢痕(はんこん)組織など役に立たない組織が形成されてしまいます。

ここで皆さんにお伝えしたい事は、どんな痛みがあったとしても、また、誰かが「年のせいだよ」と言おうと、ケガをしようと、関節痛で動きが制限されようと、体の構造と組織はまだ修復可能だという事です。必要なのは実行と継続だけです。適切なクラス(フォームローリングや回復の為のヨガ、ファンクショナル・トレーニングを取り入れているクラスがあります)を見つけるか、適切なアドバイスができる専門的なトレーナーを見つけることが不可欠です。体全体がひとつのシステムであること、そしてそのシステム内における背中、ひざ、腰、首などの機能を一度認識すれば、私達は体の機能を回復することができ、それまで私達を尻込みさせていた様々な不具合を克服することができます。

  • 2014年11月20日(木)18時16分

理想的な食餌法を求めて: 私の二重生活

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1963年10月、ニューヨークにて
私が「夕飯は何?」と尋ねた時、母はうんざりしていました。そして彼女は言いました。「若者よ、そんなに夕食が気になるなら、自分でうちの夕食を作ったらいいじゃないの。買い物リストはそこにあるわよ。」私は母の挑戦を受け、それ以来、今でも料理を楽しんでいます。健康で美味しい食べ物の真価を知っているからです。

私の両親は共働きで、兄に歯学部を卒業させるため、父はIBM、母はEndicott Johnson(アメリカの靴メーカー)に勤めていました。私は高校から家に帰るとテレビを観ていて、母がドアを開けた瞬間、いつもその質問をしていたのでした。彼女の反応は、私を更なる学びの道へと導きました。有機栽培認定、集中家畜飼養施設、放射線処理された食物、電子レンジ、ホルモン注射、遺伝子組み換え食品等の出現よりずっと前に、私は、栄養のある食物を食べるためには自分で料理しなければならない事に気づきました。

1970年代、私はフランシス・ムア・ラッペの著書『小さな惑星の緑の食卓』にある食餌法を実践しました。その本は、肉を使わない高タンパクの健康的食餌法について書かれており、肉以外の魚、植物などのタンパク質を組み合わせる手法を用いています。様々な植物性食品(穀物と豆類の最大80%)は、動物性食品のアミノ酸組成に匹敵するアミノ酸組成を有しています。近年のGI値(食餌が血糖値に与える影響を表す指標)に関する研究により、この種の食餌法は血糖値とインスリンレベルを上げる可能性があり、全ての人に適する健康的食生活ではない事が分かっていますが、40年前の時点では、この方法は筋の通ったものでした。

1983年6月 ボストンにて
その後しばらく経ち、ボストンのある通りを歩いていると、『ヒポクラテス・ヘルス・インスティテュート』という看板が目に留まりました。私は好奇心をそそられ、ロビーに足を踏み入れました。それが私の二重生活の始まりでした~夜は有名なステーキハウスのマネージャーとして、昼は、未加工の食品だけを食べる完全菜食主義の健康施設のボランティアとして~。私はより多くを学びたかったので、ボランティアとしてカモジグサとヒマワリの芽を育てる場所やキッチンで働いたり、健康増進のためのリラクゼーションやポジティブな心的イメージのクラスで教えたりしました。そこの食餌は、動物性タンパク質を一切摂らず、全く火を通さない生のものでした(キッチンにはコンロがありませんでした)。世界中の人々が、体を洗浄し若返らせる食餌法を学ぶ事を通して深刻な病気を治すために入会していました。私にとっては少々極端な食餌法でしたが、有機栽培で葉野菜を育てるための価値ある技術を身につけることができました。

1980年代、私はマサチューセッツ州ブルックリンにあるクシインスティチュートでマクロビオティックを学びました。そこで推奨されるのは、加工食品と精製食品を避け(これは良い事です)、少量の魚と海産物を摂り(これも良いです)、穀物を40~60%、特に玄米を摂り(一部の人にとってはあまり良くありません)、そして地元で育てられた旬の野菜を摂ることでした。ですから、それには地元の新鮮な野菜、果物、肉、チーズ、ドライハーブなどが手に入る直売所が不可欠です。

1995年、私はシアーズ博士の下で働き始め、血糖負荷の低い抗炎症食がもたらす利点を学びました。その食餌は少量の低脂肪タンパク質、デンプン質の少ないカラフルな野菜、わずかのデンプン質(じゃがいも、パスタ、米、穀物)、そしてオメガ3脂肪酸を補うサプリメントから成っています。

2000年までに、私は自分の40年間に渡る食餌実験からそれぞれの良い面を少しずつ拾い集めました。ラッペの著書『小さな惑星の緑の食卓』は、ほんの少し手を加えるとゾーンバランスになる、味の良いベジタリアン用レシピを多数提供してくれています。伝統的な菜食主義者の食餌は、ローフードも含め、一部の人には適しているかも知れません。しかし残念な事に、そのような食餌では、質の良いタンパク質が比較的少なく、炭水化物をあまりに多く含む穀物やデンプン質を多く摂ることになります。ですからホルモンのバランスが崩れる可能性があり、インスリンレベルを上げ、体重増加と細胞炎症の増加をもたらし、それが慢性疾患へと進展していきます。

ヒポクラテス・ヘルス・インスティテュートでは、いかに簡単に家でオーガニックの食物を育てる事ができるかを学びました。マクロビオティックは、食べ物が私達の健康と幸せに与える影響について気づかせてくれました。そしてゾーンは、これまで正しい食餌法を求めてきた私の旅の一片一片をつなぎ合わせ、足りなかった部分を埋めるのを助けてくれました。それからの私は、バランスの取れた多様なゾーンプログラムを作っています。

  • 2014年10月15日(水)18時01分

再び見える! 

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人生の各10年間ずつを振り返ってみると、時と共に健康に対する考え方が変わってきた事に気づくでしょう。若い頃には、正しい食生活と運動はどちらかというと無価値なものと思いがちですが、その考えが続く一方で、優雅に年を重ねる事と病気を予防する事が、次第に人生の中心的関心事になっていきます。

加齢性黄斑変性(AMD)は、私達が避けたいと願う病気の一つです。50歳以上の人にとって、AMDは、治療法のない失明または視力低下の主な原因です。AMDでは、網膜の中の小さな部分で、中心視野と真っ直ぐ前を見る能力を司っている黄斑がダメージを受けています(1)。最初は視野の中心がぼやけるようになり、そしてゆっくりと、または急に進行します。完全に失明しないまでも、AMDは、様々な仕事(読む事、運転、書く事)をこなす能力に大きな影響を与えます。

これまでの研究において、AMDの発症に炎症が関与している可能性が示唆されていました。AMDの根底にある原因を探る研究が続けられている中、Inflammation Research Foundation(インフラメーション・リサーチ・ファンデイション)は、萎縮型AMD(AMD全体の90%がこの萎縮型です)の人々においてオメガ3脂肪酸が炎症を最小限に抑えるために果たす役割を試験する共同研究を行いました。被験者25人の45個の眼を対象に、パイロット研究が行われました。被験者は開始前に眼の健康に関連するサプリメントの摂取を止め、6ヶ月の間、1日5gのオメガ3脂肪酸(3.4gのEPAと1.6gの DHA)を摂取し、6週間ごとに検査を受けました。開始時の視力は0.1から0.8 でした。検査方法は単純で、標準的な視力検査表を用いたものでした。一列に5つの文字が並び、列ごとに文字の大きさが次第に小さくなっていく表を読んでいき、一つの文字も読めない列に来ると終わる、といったものです。オメガ3脂肪酸を摂取した人全員におおいて、6ヶ月後には目覚しい改善が見られました(2)。45個の眼のうち、3分の1において1列(5文字)分の改善、それ以外の3分の1において2列(10文字)分の改善、残りの3分の1においては3列(15文字)分の改善が見られました。開始から4.5ヶ月後には、全ての被験者において最低1列分の視力向上が見られました。萎縮型AMDには現在有効な治療法がないため、治療開始から4.5ヶ月以内に被験者の100%において視力が有意に改善したという点において、この研究は注目に値します。

更なる研究において、血液中のAA/EPA比を下げれば下げる程、より速く、より大幅に視力が改善されるという結果が見られました。

シアーズ博士の言葉を借りると、時に医学は私達が思っているほど複雑ではないそうです。

<参考文献>
1. Facts About Age-Related Macular Degeneration. Available at:http://www.nei.nih.gov/health/maculardegen/armd_facts.asp#1. Accessed: August 22, 2014.

2. Georgiou T, Neokleous A, Nikolaou D, and Sears B. "Pilot study for treating dry age-related macular degeneration (AMD) with high-dose omega-3 fatty acids." PharmaNutrition 2:8-11 (2014)

Mary Dinehart-Perryは理学修士、米国公認の栄養士でであり、ゾーンラボ社における臨床試験のディレクターです。

  • 2014年10月06日(月)17時58分

皆様はどれくらい病気ですか?将来は暗いかも知れません

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この記事のタイトルは本来「皆様はどれくらい健康ですか?」であるべきかも知れません。しかしほとんどの人の慢性疾患リスクが高いので、このタイトルはほとんどの人にあてはまるのではないでしょうか。アメリカ人の4人に1人、8000万人が糖尿病予備軍または糖尿病であると言われています。何らかの薬を服用しており、体脂肪が過多で、運動またはストレス軽減になる事を何もしていない場合、静かなる炎症が進行している可能性があり、将来の健康状態に対する見通しは暗いです。残念な事に、外見だけでは体内の炎症レベルは分かりません。通常の健康診断における血液検査では細胞の炎症は測定されません。

少なくとも私の定期健診の血液検査結果は、ゾーンのお陰で全て正常範囲内でした。私は医師に、全ての検査項目が正常範囲に収まる人は100人のうち何人くらいかと訪ねると、彼は「200人に1人ですよ!」と答えました。しかし私は本当に健康なのでしょうか?

私がオーストラリア旅行から戻った時、私は旅行前の体重を維持しており、日焼けしリラックスした気持ちでいました。それにも関わらず私のAA/EPA比は上昇していました。AA/EPA比は何を意味するでしょうか。それは体内の細胞炎症の指標であり、従って将来の健康状態を表します。AA(アラキドン酸)は炎症性ホルモン(エイコサノイド)の材料で、これが過剰になると慢性疾患(心臓疾患、癌、関節炎、糖尿病、アルツハイマー病など)を助長します。EPA(エイコサペンタエン酸)は抗炎症性ホルモンの材料です。体にはどちらか一方だけではなく「善玉(抗炎症性)」と「悪玉(炎症性)」ホルモンのバランスが必要です。

AA/EPA比以外に将来の健康状態の指標はあるでしょうか?ありますが、AA/EPA比ほど正確ではありません。血液検査結果の中性脂肪値をHDL値で割り算してみてください。その結果出た数値が、エイコサノイドとインスリンレベルの間接的指標になります。中性脂肪値が高く(100以上)HDL値が低い(50未満)場合、それは「悪玉」エイコサノイドが過剰で、恐らくインスリンレベルも上昇している可能性を示唆しています。インスリン抵抗性への道を進んでいるという事です。この中性脂肪/HDL比は心臓疾患リスクの指標でもあります。研究によると、中性脂肪/HDL比は、総コレステロール値やHDLコレステロール値よりも格段に正確な将来の心臓疾患発症率の指標である事が分かっています。中性脂肪/HDL比が2以下であれば問題なく、皆様は健康への道を進んでいます。3以上の場合、慢性疾患への道を進んでいますが、パニックに陥る必要はありません。中性脂肪/HDL比を低下させる最速の方法はゾーンダイエットを実践し、運動し、1日最低2.5gのEPA・DHAを摂ることです。これはオメガRxの8粒です。

AA/EPA比と中性脂肪/HDL比の間に相関関係はあるでしょうか?

シアーズ博士によると、AA/EPA比は体全体の潜在的な細胞炎症も加味しているため、将来の健康状態に関する最善の指標であるとされています。中性脂肪/HDL比は、彼の著書『抗炎症ゾーン』でも述べられているように、健康状態に関する二次的な指標になります。この値は、インスリン抵抗性が原因であるメタボリック症候群かどうかの指標になるため、インスリン値の代理的指標になります。つまり中性脂肪/HDL値が高ければ高いほどインスリンレベルが高く、細胞の(静かなる)炎症もより多く起きていることでしょう。

もしインスリン抵抗性を治療せず放っておくと将来どうなるでしょうか?細胞がインスリンの通常の働きに反応できないとインスリンが効かなくなり、栄養素を細胞内部に送り込むために膵臓はより多くのインスリンを産出します。インスリンレベルが上昇すると、それは健康上最悪の悪夢です。数週間前にシアーズ博士は糖尿病予備軍の人に会い、もし食餌を改善しなければ将来どうなるかを彼に語っていました。博士はホワイトボードに近づき、こう書き始めました:

「あなたは糖尿病の蔓延現象の一部になりたいですか?以下はこれから起こる合併症の数例です。
・目の問題~網膜の血管に対するダメージにより失明に至る
・腎臓疾患~人工透析、腎臓移植または腎不全に至る
・心臓疾患~コレステロールが原因ではなく、インスリンレベルと細胞炎症レベルの上昇が原因

・四肢の損傷~神経の損傷及び血流の悪化により、足の指、足、脚の切断が必要となる可能性がある
・癌~インスリンレベルの上昇は、ある種の癌のリスク上昇と関連性がある
・アルツハイマー病~動脈壁に蓄積し最終的に心臓疾患を引き起こすプラークと多くの点で類似している、脳内のアミロイド斑形成と高い関連性がある。心臓疾患を発症しやすい人はアルツハイマー病を発症するリスクも高いという点は興味深い。
もし変わらなければ、あなたの将来は暗いです。」

インスリン抵抗性の解決策は薬ではなく、食べ物を薬のように扱う事です。アヴァンディアなどの治療薬は危険な副作用を有し、心血管系死リスク上昇と関連性があるとされています。

ほんの少しの努力と自制心で以下の事を実践すれば、健康状態を飛躍的に改善することができます。:好ましくない(血糖値とインスリンレベルを上げる)炭水化物(パスタ、米、シリアル、ホットケーキミックス、クッキーミックス、パン、ベーグル、ドライフルーツ、加工食品)を全て台所から取り除く。未精製で有機栽培で遺伝子組み換えでない、「ヘルシーな」穀物でさえも、捨てるか、摂るとすれば非常に少量(例えば1日1スライスなど)にとどめる。毎回の食事と間食は、低脂肪タンパク質と好ましい炭水化物、すなわちカラフルでデンプン質の少ない野菜やベリー類の組み合わせにする。

オメガ3脂肪酸をサプリメントで補い、オメガ6脂肪酸を多く含むコーン油、ヒマワリ油、紅花油、大豆油などの植物油は捨てる。皆様が摂るべきオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の比率は2:1どころか1:1でも良いくらいですが、アメリカ人のほとんどが20:1から50:1の間になっています。シアーズ博士は15年以上前(1997年)に『インドから学ぶべき教訓』という記事を書きました。「2型糖尿病患者数が一番多い国はどこかご存知ですか?」と尋ねられたら、答えはインドです。過去20年間にインドでは2型糖尿病患者数が激増しました。糖尿病増加は、インド人のオメガ6脂肪酸摂取量の増加と並行して起こりました。これらのオメガ6脂肪酸が含まれている油は、正に今アメリカ人が過剰摂取しているヒマワリ油、紅花油、大豆油などの植物油です。

肥満、2型糖尿病、アルツハイマー病の蔓延の根本原因は、加工食品、植物油、穀物、デンプンを多く含む食餌により引き起こされる炎症です。暗い未来を変えるには、もし今変わらなければ、将来肉体的、経済的、精神的にどれ程の代価を払う必要があるか考えて見ましょう。誰もが健康は最優先事項であると知りながら、多くの人は危機に瀕するまで健康を無視しています。これまでに努力はしたものの、何度も失敗を重ね、希望を捨てざるを得なかったのかも知れません。皆様は恐らく「ゾーンで本当に私の健康を改善できるだろうか?」「そうなる事を願おう。」と自問自答している事でしょう。本当に問題なのは「何をするか?」です。それについて考え、そのために何かしてみましょう。

  • 2014年09月23日(火)17時56分
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