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◆ ZONE抗炎症栄養学とは
病気、老化、肥満などの根本的な原因になる炎症をコントロールする栄養学です。炎症には2つのフェーズ(過程、期間)があり、炎症を引き起こす(熱や赤み、痛みを引き起こす)「イニシエーションフェーズ」と、それに続いて炎症反応をストップさせ、組織を治癒・回復させる「レゾリューションフェーズ」があります。この2つのフェーズのバランスを精妙に保つことが慢性炎症を防ぐために重要となります。
炎症のレゾリューションフェーズ(消散期または回復期)について詳細に理解している研究者は、このZONE抗炎症栄養学の開発者であるバリー・シアーズ博士を含め世界中に10人もいないと言われています。
◆ 研究開発者
この抗炎症栄養学は食事によるホルモンと炎症反応の調整の分野において、世界トップレベルの研究者の一人であるバリー・シアーズ博士により研究開発されています。
※バリー・シアーズ博士についてはアバウトDr.シアーズをご覧ください。
◆ 抗炎症食事療法とは
ホルモンのコントロールに関与する「三大栄養素」を、カロリー比で炭水化物:たんぱく質:脂質=4:3:3(重量比で脂質:たんぱく質:炭水化物=1:2:3)の割合で摂取することにより、体内のホルモンバランスを整える食事法です。従来のダイエットでは熱量(カロリー)の制限によって体重を減らそうとしているのに対し、抗炎症食事理論ではホルモンをコントロールすることにより筋肉や内臓など体に必要なものは維持しつつ余分な体脂肪を燃焼させ、また、体脂肪を蓄積させないことで体重を減らしていきます。ホルモンをコントロールすることで血糖値も適正なゾーンに保たれるため長時間にわたり空腹感を感じにくくなるのも特徴です。
※抗炎症栄養学についてはIRFの抗炎症栄養学をご覧ください。
◆ 抗炎症食事療法の重要性
現在の医学界では、病気や老化、肥満の根本的な原因は細胞レベルでの炎症だといわれています。その細胞レベルでの炎症を減らし、防いでいくのがこの抗炎症食事療法になります。
抗炎症食事理論は、糖尿病治療に関する権威、ハーバード大学附属ジョスリン糖尿病センターの食事ガイドラインにも採用されており、世界の著名人はじめ、アスリート、ハリウッドセレブ、そして最近では、日本のお医者様や真の健康を目指すフィットネスクラブでも導入され始めています。
私たちが目指すのは細胞の炎症をコントロールすることであり、抗炎症食事療法ダイエットの目的は、単に体重を減らすことではなく、身体の反応・代謝を正常に機能させ、真の健康に導くことにあります。
検査項目 | 開始前 | 終了後 | 変差 | 再現性 |
体重(kg) | 59.55 | 57.22 | 2.33 | P<0.01 |
体脂肪率(%) | 29.78 | 28.13 | 1.65 | P<0.01 |
体脂肪(%) | 17.73 | 16.10 | 1.63 | P<0.05 |
除脂肪体重(kg) | 41.60 | 41.02 | 0.58 | P<0.02 |
ルール遵守度 | やや良好 |
血糖(mg/dl) | 92.0 | 87.8 | 4.2 | ns |
中性脂肪(mg/dl) | 108.0 | 63.2 | 44.8 | ns |
総コレステロール(mg/dl) | 209.0 | 190.6 | 18.4 | ns |
(参考)最高血圧(mmgh) | 129.3 | 119.8 | 9.5 | ns |
(参考)最低血圧(mmgh) | 79.8 | 77.3 | 2.5 | ns |
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◆ 従来のダイエットや食事療法との比較
1. 従来のダイエット法と比べて
①除脂肪体重が減りにくい
主に内臓脂肪や皮下脂肪が減少し、筋肉量、骨量、内臓など(除脂肪体重)は維持されるため体に必要な機能は保たれ基礎代謝も低下しません。
②空腹を感じにくい
継続しやすいため、①とも合わせてリバウンドしない。
2. 単に体重が減るだけではない
①メタボリック症候群予防・改善
インスリン、グルカゴンを中心に、体内のホルモンバランスを改善、糖尿病や高血圧、脂質異常症、高尿酸血症などを改善します。
②動脈硬化性疾患の予防・改善
炎症性ホルモンの分泌抑制により、動脈硬化の進行を抑制し、脳血管障害や心血管障害の発症を予防します。
◆ 肥満気味健常者による臨床実験
〔方法〕
モニター会員にそれぞれの食事量を指定し、ゾーンバランス調整食品かZONE抗炎症食の通常レシピによる食事を摂取していただき、各検査項目の測定・採血は、開始前と終了時の同一時刻に、同一状態で行いました。
2週間で、100人中99人以上の確率で体脂肪率1.7%低下
※再現性はt-testで行ったが、P<0.01とは100人に一人以下の意。n.sとは確率計算不能の意。▲は減少の意。
〔結論〕
短期間の実践ながら、生活習慣病の危険因子を減少させる傾向を示唆しました。
《肥満気味健常者臨床実験結果》
特定非営利活動法人 代替医療研究機構の代表理事であり東京大学医学系研究科(消化器内科学)の医師、佐々木 淳先生による臨床実験。
《臨床実験内容》
①34名の被験者にZONE抗炎症食を4週間摂取させ、その間の体重・体脂肪の推移を測定
②6名の被験者については、8週間摂取させ、腹部CTによる内臓脂肪・皮下脂肪測定、血液検査、血液生科学検査を実施
◆ 食事のみで内臓脂肪から減らす抗炎症食事療法
では実際にどのように実践していけばいいのか?
ZONE成功の鍵と実践のコツについてご紹介しましょう。
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